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高山 裕介
International Journal of Rock Mechanics and Mining Sciences, 136, p.104538_1 - 104538_8, 2020/12
被引用回数:3 パーセンタイル:24.61(Engineering, Geological)地層処分施設の力学挙動を評価するためには、信頼性の高い数値解析技術が必要となる。このような解析技術においては、ベントナイトの力学挙動を評価できる構成モデルが必要となる。本研究では、既存の熱/水/力学連成モデルに適用されている膨潤項が付加された線形弾性構成モデルをFEBEX原位置試験に適用し、特に密度の不均一性に着目した構成モデルの適用性を検討した。その結果、この構成モデルは密度変化を過少評価することが明らかとなった。そのため、不飽和弾塑性構成モデルを用いた力学挙動の再解析を実施した。この力学解析では、力学から水理や熱に与える影響を考慮していないが、二次元的な応力変化や密度分布を再現することができた。
高山 裕介
no journal, ,
過渡期終了時の人工バリアの状態、特にベントナイト材料の密度の不均一性の程度を把握することは重要である。本研究では、既存の連成モデルをFEBEX原位置試験に適用し、特に密度の不均一性に着目した連成解析モデルの妥当性を検討した。その結果、連成解析モデルに適用されている膨潤項が付加された線形弾性構成モデルでは、密度変化を過少評価することが明らかとなった。代わりに、不飽和弾塑性構成モデルを用いた力学解析も実施した。力学解析では、力学から水理や熱に与える影響を考慮していないが、飽和度変化を入力条件として用いて、二次元的な応力変化や密度分布を再現することができた。今後は、FEBEXや他の原位置試験の長期の計測データや三次元的な空間分布のサンプリングデータなどを利用して、密度の不均一性に与える水理や熱と力学との連成や三次元的な影響を検討していきたい。